手術する前の準備

自分でやっておく準備

白内障手術は15分程度で終わるため、手術の中では比較的簡単な部類に入ります。

しかし、それでも手術であることには変わりないため、しっかりと準備をした上で臨まなければなりません。手術を受けるのが初めてだという人にとっては簡単な手術でもかなり緊張するものです。そのため、心の準備をしておきましょう。

白内障手術を受ける人は高齢の人が多いですが、働いている場合には、術後の休みを取っておくのが望ましいです。特に屋外でする仕事や身体を動かす仕事なら2週間程度は休んだ方が無難でしょう。

デスクワークなどの場合には、翌日からでも仕事ができますが、1,2日程度は休みを取った方が良いかもしれません。休む場合には職場の方の都合もあるため、なるべく早めに上司に言っておきましょう。

また、白内障手術は入院なしでもできて、当日に帰宅可能ですが、付き添いの人がいた方が安心です。そのため、家族に付き添いを頼んでおきましょう。1日程度入院する場合には、着替えなどの準備も必要です。

医院で行う準備

白内障手術を受けたい旨を眼科医に伝えると、手術に関する説明が行われます。主に手術の方法や効果などに関する説明です。それから採血や角膜内細胞の検査などを行い、使用する眼内レンズを決定します。

眼内レンズにより手術費用が大きく変わってくるため、ここでの選択は重要度が高いです。レンズの種類を決め、手術を受けることを正式に決めた後は、手術前説明が行われます。最初に行われる説明よりも詳しい内容の説明です。

そして、手術の具体的な日程が決まってからも、準備のために何度か通院しなければなりません。点眼薬や内服薬などを処方されることもあります。

これにより、体内にいるバイキンなどを減らして、安全性を高めるのが目的です。 手術当日には問診や体温測定、血圧測定などを行い、体調が悪くないかどうかチェックします。

リスクに関する説明や注意事項などを改めて確認されることも多いです。特に問題がなく手術可能な状態だと判断されれば、瞳孔を開いてから手術が開始されます。