なぜゴミ屋敷になってしまうのか

ゴミ屋敷になってしまう原因

喪失感から収集願望へ

ゴミ屋敷は誰にとっても「よくないもの」ですが、それではなぜゴミ屋敷になってしまうのでしょうか?

ゴミ屋敷になってしまう原因の一つに、「収集願望」があります。収集願望の原因やきっかけは、実際に大切なものや人を失った喪失感が、引き金になっている場合が多い。モノを集めることによってさびしい気持ちを補っている場合、周囲の注意や関心を引きたくてモノを集めている場合もあります。

つまり、喪失感・寂しい気持ち→ごみを集める→周囲から遠巻きにされる→さらに寂しい気持ちになる→ごみをさらに集める……といった悪循環に陥っているのかもしれません。

収集願望は孤独感の表れです。何かの訴えという場合もあります。話しかけたり、側にいたりする事で改善されていくこともあります。手始めに、「何を持ってきたつもりなのか?」と聞いてみましょう。理由がはっきりしているようなら、なるべく場所を作ってそこに保管してもらうようにして、定期的に何が増えているのかを把握するのも大切です。

捨てられない良心も影響

なぜゴミ屋敷になってしまうのかは、「捨てられない良心」も影響しているかもしれません。これは収集願望と似ていますが、日本の、特に壮年以上の方に多く見られる「もったいない精神」の現れです。世界でも美徳として認められているそのモッタイナイ精神ですが、それも行きすぎればゴミ屋敷を生みます。

いつか使うかもしれない道具、想い出の品、子供の洋服、若いころ集めていたあの品などなど。確かにどれも捨てるには勇気のいる代物ですし、愛着もあるでしょう。何よりまだ使えるのに「モッタイナイ」。そう思って、押し入れや納戸の奥に置いているのかもしれません。

でも待ってください。道具は使ってこそ、洋服は着てこそ、です。使わないままずっとしまいこまれている方が、はるかにモッタイナ。なによりそうやってしまいこんでいるスペース自体が、モッタイナイ。そしてそれを探す時間も。時間もスペースも有限です。ゴミ屋敷になってしまう前に、片付けましょう。